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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

不思議の世界

中條正康さんの器の第一印象は、
色絵がとても有効に使われているので、
ぱぁ~っとしていて華やかです。
それは、和の伝統の絵柄の器でも、
十分に発揮されていました。

09chujo798.jpg
左:緑地金彩動物文八寸皿 12,000円 径25cmH4cm
右:黄地金彩動物文八寸皿 12,000円 径25cmH4cm


洋の暮らしや食生活を、
自然に取り込んでいるぼくらですから、
洋の器も作ってくれています。

09chujo799.jpg
左:緑地金彩動物文七寸皿 7,000円 径22cmH2.5cm
右:黄地金彩動物文七寸皿 7,000円 径22cmH2.5cm


和の器と手法は変わらないのですが、
器の形を変えるだけではなく、
盛られる料理が映えるようにと、
中條さんが生み出した絵柄が、
国籍不明の不思議の世界です。

09chujo800.jpg
八寸皿と七寸皿を入れ子にして文様をアップで。

どこかの国や、文化特有な絵柄のようで、
歴史の本で見たような、
でもどこと決められない、
絵本のような、お話しが浮かびそうな、
文様のような、デザイン帳にあったような、
中條さんの洋の器に絵付けには、
そんな不思議の世界があります。

09chujo801.jpg
高台内のサインも八寸皿m七寸皿にそれぞれ楽しい。

シルクロードの終点の日本の歴史文化は、
常に融合させて、異国の文化からデザインまでも、
和の器に変えてしまってきましたが、
ある意味では、中條さんの洋の器の絵柄も、
同じ事がいえるのではないかと思っています。

               甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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