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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

めでる人形使える人形

四季をめでる人形展も今日までです。
まだまだご紹介したい人形がありますが、
今日は、人形ですが本来の使用目的があった上での、
人形仕立てになっている、
遊びのある器と言っていい物をご紹介します。

10doll654.jpg
野波 実
青白磁動物水滴 4,000円


これは、普通にカンガルーの人形と思われるでしょうが、
実は、水滴(硯などに水を注ぐ注ぎ器)です。
いつも器をつくるように野波実さんが、
蹴轆轤で中空にひきだし、
つまみだした先端に目鼻や耳を付けて顔に、
手足や袋も足すというよりつまみ出す感じで仕立ています。
そのために、頭の上まで高さ6cmほどの大きさですが、
50ccほどの容積を確保していて、
背に空いた気穴を押さえながら注げば、
一滴から、望む水量をそそげ、
もちろん切れも、スパッと!
水滴としての使い勝手が先にあって、
可愛くてユーモラスな姿を、
眺める楽しみがプラスしている水滴です。


10doll651.jpg

10doll652.jpg
高松奈緒 陶箱
ねこハウス 各2,500円



こちらは、高松奈緒さんのちいさな蓋ものです。
女性の作り手らしくピアスなどの、
大切な小物を入れておくイメージで、
作り出して蓋ものに、
家仕立てた本体に、煙突や猫ちゃんを乗せて、
楽しさを演出しています。
やはり、使うための身近に置くことで、
気持ちの和む器になっています。

10doll_607.jpg
切り込みでつくった合わせのフタをあけると、
見込みは瑠璃釉が施されています。


お二人とも、どちらかというと、
使い勝手を大切にした、飽きのこない、
渋いくらいのプレーンな器を作れています。
器でも食器ではないからこそ、
使い勝手は大切にしながらも、
いつもとは違う、楽しさと遊びを加えてくれています。
このあたりが、荻窪銀花ならではの、
「四季をめでる人形」になっています。

               甘庵


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