FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

失敗しない漆器選び 3

樹皮に傷を付けてにじみ出る樹液を大変な苦労をして集め。
かぶれるその樹液を何度も何度も塗り重ねて出来る漆器。
その漆器は他のどんな塗料より美しく潤沢なその色つやは、
比べる物がありません。

もしかしたら、その美しさのために、
弱そうとか、普段に使えないと、
思われてしまうのかもしれませんね。

jp407.jpg


でも、本来は木の椀を、
丈夫にするために漆を塗った物です。
木地のままの椀を使っていて、
そのままでは汚れたり痛んでいくのを、
油や、柿渋など色々試して、
漆を塗るのが一番丈夫だという結論に至ったからです。
つまり、漆は木の器を使いやすくするために施した方法です。

jp393.jpg


木の保温力と、熱に強い漆の性能から、
暖かい物を暖かく食べれるのです。
塗装ですから、残念ながら傷は付きます。
だからといって常識的な使い方ではそう気になることはないはずです。
金属のナイフやフォークなどを使わない。
自分の手の甲をこすって痛い物で洗わない。
そんな程度のことでいいのです。
他の食器と同様に洗剤で洗いましょう。良くすすぎましょう。
強いていえば、丁寧に吹き上げるのが優しい思いやりかな。

兎にも角にも漆器に必要以上の過保護はいりません。
中身が木の塗装した物という、
認識で十分です。

使い方が、不安なら、橋渡しのお店の方や、作り手に伺いましょう。
お椀に熱い物を入れてはいけないなどと、
おっしゃるお椀なら、にこっと笑って、
「検討させていただきます」とかいって、
他を探しましょう。

jp396.jpg



どんどん使ってくださいというお店や作り手のものなら、
まず、安心なのではないでしょうか。
だって、それが漆器本来の姿であり、
目的なのですから。

          甘庵

皆様のクリックは励みになります。

人気blogランキングへ

にほんブログ村 美術ブログ

bloog.jp へ

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/163-b81434ad
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)