絵柄もなく、さりげない形の器です。
それは、使い手が料理を盛りつけたときに、
飲み物を注いだときに、
はじめて完成すると考えているからです。

青白磁動物ポット 8,000円
径10.5~11cm H12~13cm
そんな野波さんですが、
急須や花器など使う事でも、
表情を変えない器などには、
初めから姿を楽しむ遊びを、
仕掛けていることが多いんです。
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仲間のなかでは古くからある魚くんです。
多くのファンをもつ、
急須やポットのフタに、
動く摘みをつけるのも、
そんな1つです。

新人はブタ君のようにみえます。
今回は六種類の動物たちが、
微笑ましく、ユーモラスに、
フタの上で動きます。

この耳はウサギちゃんですね。
それほど写実でもなく、なんとなくおデブで、
なんだかほっとする姿は、
見る人使う人の中で、
それぞれにイメージを広げやすいところが、
ぼくには、野波さんらしいなって。
作り手としての遊びは、
ゆとりであり、モノ作りのセンスとして、
巧みさとは違った意味で、
大切な力量だと思っています。
甘庵
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