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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

蹴轆轤らしい器

昼前から降り出した冷たい雨の一日だった昨日と打って変わって、
散りだした桜やひらき出した山吹が、
キラキラしている春らしい日差しの荻窪です。
やはり天気が良いと気持ちがウキウキします。
お日様の力は凄いです。

今日から野波実さんの個展も中盤に入ります。
野波さんの基本である蹴轆轤(けろくろ)の魅力が、
満載の器、シンプルな鉢をご紹介します。

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少し色合いの違う白磁鉢、青白磁鉢、マット釉鉢の、
シンプルな白い鉢ですが、これお薦めなんです。


一見するだけでは白い普通の鉢は、
地味な感じと受け取られる方が多いとおもいます。
でも、使っていただき普段のお料理を盛りつけてもらえば、
一番よく分かって頂けるはずです。

10nonami178.jpg
碁笥高台まで釉薬を掛けて、テーブルなどに当たりのやさしい底でが、
ヘラで削ったところは縮緬が見え、やきもの好きに萌え~です。


とは言っても、少しでもその良さをお伝えして、
手仕事の器へ目をむけてもらうのが、
橋渡しのぼくのお役目なので、
毎度のつたない文章でお伝えします。

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白磁鉢 4,500円 径18.5cm H6.5cm

蹴轆轤は、上下に円形盤があります。
上は粘土を乗せて成形する盤。
下は足で蹴って回転をコントロールする盤です。
動力では無いために、回転は一定スピードではないのですが、
反面の作り手の気持ちを反映する微妙なコントロールが効くため、
感性溢れた器が出来ます。
逆にいえば、作り手次第の部分がとっても多いことなります。

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青白磁鉢 4,500円 径19cm H7cm

野波さんの器は、蹴轆轤の動きを、
写し採ったまま止めています。
瑞々しい表情を最大限残すために、
削りは、最小限にしています。
磁器の割に、口や縁はゆったり目に、
腰など通常より薄く挽きだしています。
無計画だと削りそこなった重い器になってしまいます。
仕上がりの荷重バランスを意識して挽かれた器は、
見かけより軽く感じる方が多いようです。

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マット釉鉢 4,500円 径19.5cm H6.2cm

磁器なのに、ゆったりと歪んだ柔らかなフォルム。
少したっぷりした丈夫な縁で、見かけより軽い。
結果は、気品のある、使いやすい丈夫な器になります。
これはもう、甘庵としてはお薦めしたい器でないわけないですね。

追記:今、野波さんのファンのお客さまから、
嬉しいメールが届いたので、ご報告。
沖縄に嫁がれて、いつの間にか3人にママになり、
この春には、ベビー&キッズマッサージ教室をオープン。
前向きに頑張ってる彼女のブログに、
愛用の野波さんの器には、沖縄らしいゴーヤのサラダが盛られています。
やっぱり器は、普段に使われ活躍している姿が一番です。

                 甘庵


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