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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

漆器の使い方

今日は、漆の使い方のお話しです。
漆器を手に入れた時は、普通なら漆器は乾いたものですから特に特別に神経質にならなくても平気なはずです。
洗うときは柔らかなスポンジや布で洗いましょう。
汚れは中性洗剤で洗い、水か湯でよく濯ぎましょう。

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漆は塗り上がって漆器になって乾いた状態から、約半年ぐらいの間に、透けると言う現象がみれます。
とくに、木地が見える塗り方のスリ漆や拭き漆や、木地呂などは、塗りたては黒っぽく木地が見えなかったものが、だんだん漆が透明感を増していって、木目が見えてきます。これを透けるといっています。同時に漆の肌も塗りたては柔らかくこの期間でぐーんと締まり強くなります。
その意味では、半年は赤ちゃん扱いしていただけるといいと思います。たとえば椀などは、貝類の具を我慢して方が賢明です。貝の殻は固いので、箸でかき回しているうちに、運が悪いと欠けた貝の殻の部分などで、擦り傷を作りやすいことになります。
半年以降はだんだんと、塗膜面がしまってきますから、特に気にする必要がなくなってきます。
漆器は熱にも強いですし。使うとき、洗うときに硬いものと喧嘩しなければ、何の心配もありません。
 たとえば、金属の匙やフォークなどを使うことや、洗って“やきしめ”のざっくりしたやきものに重ねておいたりするのは、避けましょう。洗った後に良く拭けば色艶をどんどん増して行きます。

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 仕舞い方は、とくに難しくはありません。使う頻度によっていろいろでしょう。
おみそ汁の椀などのように、毎日使うようなら、食器だなにそのまま他の食器と一緒にしまって良いと思います。ただ、重ねる時に出し入れでこすり傷が付かない工夫は必要でしょう。ザクザクした肌のやきものなど直ぐ隣でない方がいいですよね。日が射し込む食器棚も、紫外線に硬化していくので避けてください。
 長くしまうなら、和紙や柔らかい紙、または布で包んでしまいましょう。出し入れで落としたり傷が付くアクシデントがないように、箱に入れるのも優しい選択です。
仕舞う場所は、出来れば温室度の安定したところがよいでしょう。漆器は中身が木であることをイメージしておいてください。反ったり歪みそうな条件の所は避けてください基本的には、人がいられる場所なら、問題はありません。

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 万が一、落としたりした事故で壊れたり、あるいは使っていて、何か故障が起きたときは、なるべく早く、手に入れたところや作り手に相談して、必要なら補修や修理をしてもらいましょう。全てが治るわけでも、元通りに修理出来るわけではないですし、補修後の色合いも、変わることもあるでしょう。それでも塗装の範囲なら、かなりの修復が可能です。手間のかかる仕事になることなので、内容によっては有料になるでしょうが、。その時はお使いになる方の、採算性や思い入れとの判断でしょう。

     甘庵

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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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