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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

故きを温ねて新しきを知る

野波実さんは、あえて蹴轆轤で仕事をしています。
蹴轆轤といえば、李朝のやきものをイメージする方も多いと思います。
とくに、白磁の壺には、提灯壺、立壺、俵壺と、
シャープというより大渡かで伸びやかなロクロが特徴的でありながら、
凛とした品も持ち合わせている秀作が多い、
骨董好きには羨望の的でもあります。

10nonami184.jpg
ブルーグレー

野波さんの仕事は骨董の写しを狙っているわけではありませんが
リスペクトしている部分は大いにあると思います。
「温故知新」は作り手には大切な基本でもあります。
写実でなくても、気持ちやイメージや手法と、
なぞる事で、自分のなかに消化して、
作品を形作ることは、大きな力になっていきます。

10nonami185.jpg
マット釉 長壺 36,000円
胴径19cm 口径9cm H31.5cm


この頃の野波さんの個展では、
蹴轆轤ならではの緩やかな歪みと、伸びやかなロクロ目の、
美しいフォルムの壺や花器が会場を華やかにしています。

10nonami187.jpg
マット釉壺 40,000円
胴径25cm 口径17cm H23.5cm


うつわ屋としては残念ながら、
近年は大きな花器などは、
なかなか橋渡しは難しくなっています。
個展などでも、大きな壺や花器は余り並びません。
反するようにこのところの個展に、
花器や壺を出展するのは、
なんとも野波さんらしく感じます。

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白磁壺 50,000円
胴径25cm 口径12cm H29.5cm


ゆったりとした大きな壺は、
静かさを携えて、忘れていた時を描き、
穏やかな空間仕立て上げます。

             甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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