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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

多角形の器

吹きガラスはホットワークなので、
球形に吹き出し、回転させながら開くことで、
やきもののロクロと同様に丸い形を作り出すことが、
高い技は必要ですが、自然な形です。

ガラス屋三代目の巳亦敬一さんは、
中学生のころには職人として手伝えるほどの、
技をもっていました。
そこに加えて、巳亦さん独自の工夫や開発で、
不透明な巳亦さんカラーを生み出しました。
この色は安定性に掛ける物の、
それを補う、和の色合いの魅力があります。

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小鉢 緑 黄巻き 3,465円 径9cm高さ6cm

10mimata338.jpg
輪花にした縁に黄ガラスを巻くという一手間が、
器の個性をより引き立てています。


さらに、和の器に多い、丸くない、
楕円や、アンシンメトリーの形や、
今日ご紹介する多角形の器は、
適当な揺らぎはあっても、不自然ではなく、
心地よいフォルムに仕上がっています。

10mimata335.jpg
六角小鉢台グリーン 2,940円 径11cm高さ5.7cm

10mimata336.jpg
この不透明な不思議な色合いの素地をはじめて見たとき、
ぼくのガラス感に広がりができました。足には緑ガラスを巻いています。


そのまま楕円や多角形に変形させると、
縁の高さが一定にならず、
余り使いやすい器になりません。
その点、型なら簡単に作り出せますが、
吹きガラスの魅力を持ちながら、
自然に、使いやすく形を整えるには、
ガラスと仲の良い作り手の巳亦さんだからこそ、
生み出せる形です。

10mimata367.jpg
鉢 緑 黄巻き 3,465円 径10.5cm高さ6cm

10mimata368.jpg
初めの器ににていますが、縁を丸く納めて少し広がりがあります。
見込みは八角形です。


別の言い方をすれば、
うま~くだましながら、
縁を平らにして、納めてしまっています。
そのあたりが、ガラス屋三代目としての、
技であり心意気なのでしょう。

                 甘庵


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