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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ビールの絞りかすの釉薬

村木律夫さんは、形も何気ないのですが、
釉薬は、何気なくて見過ごしがちですが、
使っていただいた方には、
飽きのこない、使い勝手のよい良さから、
大変満足度が高い器です。

何気ない器の中から、
ビールの絞りかすから出来た釉薬の施された、
コーヒーカップをご紹介します。

10oishii_525.jpg
村木律夫 灰釉コーヒーC/S 7,000円
カップ:φ9cmH7cmソーサー:φ15.3cmH.4cm
灰釉ポット 13,000円 φ11cmH15cm


手仕事の器の並ぶ中にあると、
ご覧のように、形も実にシンプルで、
穏やかで気品ある作りは、
丁寧な仕事の結果なのですが、
間々すると、量産との差に気づかない方もいるのは、
とても、残念です。

10oishii_526.jpg
凛とした姿には気品が漂っています。

逆に、近年の手仕事の作り手の中では、
貴重な本流の仕事なので、
ぜひ、手に取って、少し時間を掛けて、
質感や細部の作りをくみ取ってください。

しっとりした静かな表情の釉薬は、
村木さんのアトリエの近くにある、
地ビールの工場から、絞りかすをもらってきて、
間を置くと発酵が進んでいってしまうので、
一気に焼成して灰にするそうです。

10oishii_527.jpg
光の加減にもよりますが、少し青みがかった滑らかな白い釉薬です。

思うに、麦芽とホップあたりが主原料とすれば、
わら灰や、モミガラ灰と同様に、
ケイ酸分が多く、結果として、
釉肌に細かく流れ後の線がのこる、
禾目(のぎめ)が見えます。
わら灰や、モミガラ灰より、
上品というか、軽やかというか、
洋風な趣で、洋食器である、
コーカップやポットには、
ぴったりな仕上がりになっています。

変わり種の釉薬のエピソードなどイメージしながら、
お気に入りの豆で煎れたコーヒーで、
ゆったりした時間を楽しんでいただきたい、
コーヒーカップ&ソーサーです。

              甘庵


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