FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

太田修嗣さんの魅力

長くお付き合い頂いていることもありますが、
太田さんの漆器をずいぶん使わせてもらっています。
それはもう、特別なものではなく、普段使いの器です。
でも、同時に心が安らぐ器です。
何気なく丈夫で使いやすいのですが、
とても個性的で、力強い器です。

ota01.jpg


塗り上がった表情や質感や色なども、
太田さんらしさに溢れていますが、
何より、姿形だと思います。

漆器の椀のそれとは、どこかちょっと違うんです。
むしろどちらかといえば、
やきものなどの他の器の姿を思わせる物があります。

ota04.jpg


これは、ぼくらが普段に漆器を使うことを考えると、
とても、自然で、なじみやすいことだと思います。
器好きなら、揺らぎのない形の磁器の器ばかりではなく、
石物でも土物でも、作り手の思いや個性の滲んだ器を、
自分の器にしている方が多いと思います。
そんな器が並ぶ食卓なら、型と疑うような姿の椀より、
「ああー太田さんが汗してロクロ挽いた椀だー」と、
感じられるそんな椀が好ましいと、ぼくは思います。

ota07.jpg


毎日使っている飯碗が、
土を選び、ロクロで力強く挽かれ、
木の灰で調合された釉薬をかけられ、
高い温度で焼かれ、釉がたれたり縮れたり窯変している、
そんな強い表情を持った飯碗を選んでいても、
太田さんの椀なら、決して負けずに、互いの個性を引き立てあいます。

木地材を選び、横木で挽いて、時に乾燥の歪みを、
木の力をとらえて取り入れた姿は、
とても力強くて、伸びやかで、雄大です。
やきものとは全く違う素材なのに、
器の向いている方向が違わないと思えます。

取り合わせの楽しみを、
普段の食卓で、毎日楽しめます。
             甘庵

皆様のクリックは励みになります。

人気blogランキングへ

にほんブログ村 美術ブログ

bloog.jp へ

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/170-c93d07a9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)