ざっくりした石粒がいっぱい入った土を、
作り出す器に必要な分を手に取って、
ロクロを使わずに、指さきから掌をフルにつかって、
手ひねりで作って行きます。

七寸皿 6,825円 径21cm H4cm
自然な形として広がっていくと、
丸い皿ですが・・・これが実は奥が深い。
鶴見さんは特に、土にとってはギリギリまで焼しめるので、
碗形のように、自重を支えにくい形です。

六寸皿 4,200円 径18cm H3.5cm
そのために何度も、窯を開けると、
皿が逆さになって焼き上がってしまう事もあったそうです。
温度が上がったときには素地が柔らかくなるので、
自重に耐えられず、縁が下がってしまい、
逆さの皿になってしまうのです。

五寸皿 2,940円 径16cm H3.3cm
厚くすればそれなりに解決にはなりますが、
形のシャープ感がそがれます。
土の質感が活き活きするフォルムを追求しつつ、
歩留まりがよく焼き上がるために、
大きい皿には、貝高台を脇にも置くなどの工夫で、
かなりの歩留まりが良くなり、
皿は、鶴見さんらしさ満載の器の代表です。
皿こそが、鶴見さんの真骨頂といっても良いかと思います。
*貝高台:灰が釉になって棚板に着かないために貝に粘土などをいれてトチン(窯道具)

小皿 2,100円 径13.5cm H3cm
使い混むと、ぱさついた感じがなくなりしっとりとした肌合いになり、
また、ガンガン洗うことで、ザクザクした表面も、
かなり穏やかになってきます。
陶器とはまた違う、せっ器の焼しめの器の楽しんでいただけます。
甘庵
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