fc2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ピチャーそれぞれ

鶴見宗次さんのピッチャーは、
なんだか生き物的です。
1つずつの形から姿に個性があって、
毛並みの違いのような手あとや、
焼き上がりで色目や質感という肌合いもそれぞれで、
生えたようなハンドルも微妙な自己主張をしていて、
なんだか生き物系な形態です。

10turumi839.jpg

そう思うと、掌に納めたくなる丸みのある姿からは、
ぬいぐるみに共通する愛らしさが感じられます。
ざらざらかと思う焼しめの素地は、
思っているよりしっとりしていて、
滑りにくい手触りには、
作り出した鶴見さんの温かさがあります。

10turumi850.jpg
ピッチャー小 5,250円 W16cmD9cm H11cm

水や飲み物や、ソースやドレッシングを注ぐピッチャーですが、
こんな姿と存在感から、花入れにすると、これがばっちり。
花入れとして、愛用している方が多いようです。

10turumi819.jpg
ピッチャー大 7,875円 W18cm D9cm H14cm

器は手に入れた方の自由に使ってください。
使ってこそ生きるのですから。
また、先人たちはあえて違う目的に使うことで、
見立てる趣を、数寄心として楽しみました。

10turumi821.jpg
ピッチャー 7,875円 W18cm D7cm H12cm

水割りのピッチャーでも、
一輪の野草を活けるも、
使われる器は活き活きとし美しく煌めきます。

                甘庵


ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


にほんブログ村 美術ブログ 工芸へにほんブログ村

人気ブログランキングへ工芸ブログランキングへ

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/1708-973aeef8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)