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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

小鉢に使える片口

鶴見宗次さんの作りだす器の中で、
口がついていて切れの悪いモノを見かけません。
今日ご紹介するのは、二種の片口小鉢ですが、
容積を量るために水をいれ注ぐと、
これもスパッと切れます。
形だけの口ではありません。

10turumi_872.jpg
白片口小鉢 3,150円 径12.5cm H6.5cm

和の感覚では、左右非対称の形や向きがある姿を好みます。
器も例外ではなく、注ぐための口が付いた片口は、
その良い例でしょう。

10turumi873.jpg
見込みの溶けた灰が綺麗な緑に発色しています。
一合(180cc)ほど入ります。


多の丸形の器も、四角や多角の器も、
ほとんどがシンメトリーです。
その中にある片口形の器は、
食卓のアクセントとして楽しめます。
小鉢は使用頻度の高い器ですから、
流行の対費用効果でも、能率の良い器でしょう。

10turumi867.jpg
片口小鉢 3,150円 径10.5cm H7.5cm

しかも、切れの良い注ぐ器なのですから、
ドレッシングやタレにも、
湯冷ましや、クリーマーにも、
もちろん一合分だけ呑むときにも使えます。

10turumi869.jpg
食べるときにも注ぐにも持ちやすい形です。
こちらも一合(180cc)ほど入ります。


形だけの口作りではないので、
小鉢に使える、小振りな片口と言ったほうが良いかもれない、
なかなか優れものの片口小鉢です。

             甘庵


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