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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

水を得た器

やきものは、水との相性は良いのですが、
特に焼しめは、水を得ることで、
抜群の演出効果を発揮します。

10turumi886.jpg
深鉢 10,500円 径19.5cm H10cm

鶴見宗次さんの手ひねりで焼しめの器は、
手あとが残る1つずつの形で、
自然界の岩のような表情と存在感があります。

10turumi894.jpg
小さな水面が涼感を呼びます。

蒸し暑くなってきました。
夏の器のお約束通りに、
鶴見さんの大振りで深さのある鉢を、
たっぷり水にくぐらし、水をはってみれば、
しっとり活き活きとして、
涼やかで清々しく、
見て使うぼくらの心まで潤します。

10turumi895.jpg
土肌もしっとり涼しげになります。

水をはり、葉を添えることで、
イメージだけでも、
体感温度が2度下がる気分になります。

料理も同じです。
しっかり水を貼った後に、
水気を残す程度にして・・・。
和の料理人は、
乾いた布ではなく絞った布で拭くと、
伺った事があります。
潤い肌に盛りつけしてみてください。
きっと不快指数の高い時でも、
涼しげな食卓を演出できると思います。

              甘庵



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