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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

手酌の片口

鶴見宗次さんの個展も最終日になりました。
今日も片口をご紹介しますが、
盛る片口ではなく、片口本来の注ぐためと言って良い片口で、
しかも、手酌にぴったりな大きさの選びました。

10turumi0158.jpg

オリジナルの土肌を活かしたチャ黒は、
酒を注ぐとぐんーんと締まった色合いになり、
満ちた酒が見込みの中に思わぬ景色を演出します。
光をため、屈折させ、反射し、
小さな酒の泉を連想させます。

10turumi0162.jpg
片口 3,150円 W12.5cmD9cmH8cm
容積程よくいれて 250cc


白い片口は、還元炎のなかで溶けた灰が、
爽やかな緑の玻璃質を見せて、
炎の流れが生み出した文様は肴になり、
切れの良い口から、清々しい酒を注ぎ出します。

10turumi0163.jpg
白片口 3,150円 W123cmD9.5cmH9cm
容積程よくいれて 300cc


男性なら片手で持てる、
頃合いの大きさで、
程よく呑むには量も頃合い。

ゆったりと静かに呑むもよし、
賑わいの中で楽しむもまたよし。
じっくりと酒を味わえる器です。

              甘庵



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