木との会話を楽しんだような楽しい仕事をされます。
その武井さんが箸箱をつくると、こんな感じです。

武井順一 マイ箸セット 6,300円
上:栗・楢 ウレタン L23cm
下:サクラ・栓 ウレタン L23cm
箸はいつものように削り出した刃後を適当に残し、
持ちやすく木目を楽しめる仕事です。
それを入れる箸箱は、木の塊から削りだしてあります。

時には、箸と、箸箱のフタと、身と、
全部材種が変えてくることも、
使い混むほどに、木の色合いや表情に差が出てくるのを、
楽しめるのは使い手の特権です。

箸を入れてフタを閉じると、
良い感じにきゅっと納まります。
きついわけではないのですが、
フタが浮つかずに、しっくりした納まり。
それは、一つずつ手で削っては合わせて、
具合を計りながら仕上げているからです。
この「マイ箸セット」は、あえて漆しあげではなく、
ウレタンで仕上げています。
といっても、通常のウレタン塗装ではなく、
木地の中に染みこんで地固めをするもので、
歴史的な木造建築や仏像などの文化的遺産を、
保存保全のために開発されたものです。
木の素地の感触をなるべくいかして、
でも、さらっと洗う事で汚れがとれて、
出先で食べたままでも、
汚れが染みこみにくい塗装です。
いずれにしても、エコ感覚だけではなく、
お気に入りの自分の箸で食べる安心だったり、
手持ちや口触りの美味しさを大切できる、
楽しいアイテムです。
甘庵
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