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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

マーブルクッキーみたいに作ります

稲垣明子さんの仕事は、
まとまりすぎているところがあるせいか、
ディテールを見ないと、手仕事らしさを、
見過ごしている方も見かけて、
甘庵はついつい余計な説明をしてしまいます。
この○○暑いのに、熱いオヤジの説明は、
ご迷惑かとおもうのですが・・・・。
少しずつ細かな作れた方や見所を、
お話ししてみます。

10inagaki0164.jpg
左:練り込みボウル N-2  3,800円
径9.5cm H9cm
右:練り込みマグカップ N-6  3,800円
径8.2cm H8.2cm 


今日は練り込みの器のお話し。
「練り込み」というのは、
素地に金属などを混ぜ込んで色違いの素地をつくり、
二色以上の色違いの素地を練り上げたり、
組み込んでいき、素地に色による文様を作る、
伝統的な手法です。

10inagaki0166.jpg
釉薬の施されていない高台内にも、
練り込み素地が見えています。


稲垣さんの練り込みはそう複雑な文様を狙ってはいません。
ロクロの上に何色かの素地を荒く混ぜて乗せて、
そのままロクロで器と引き上げることで、
素地にナチュラルな文様を作っています。
そこに、結晶釉などの釉薬を施すことで、
表情がきつくなりがちな練り込みを、
より自然な表情にしています。

10inagaki0167.jpg
練り込み盃 左から、
3,000円 径6.7cm H4.3cm
2,000円 径7cm H5.5cm
2,000円 径7cm H3.5cm


稲垣さんの練り込みの器としての魅力は、
その素地と溶けあう流れるようなフォルムです。
腰から端と伸びやかに流れ、
稲垣さんらしいシャープな口作りに至ります。

10inagaki0169.jpg
見込み内は、外とはまた違う景色になることもあります。

窯変とは違いますが、
ロクロの上でなり混まれて出来る文様は、
どれも違いをみせ、同じ物はなく、
一つずつ出来上がることを、
由として作りあげていく器です。
選び、使って頂く方との、
良い出会いがあって、はじめて器が完成します。
今回も良い橋渡しをしたいと思っています。

               甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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