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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

実は豪華な銀彩上絵の長皿

朝からつめたい秋雨の荻窪ですが、
奄美大島の方では信じられない降雨量で、
大変な事になっていて、心配ですね。
地球規模での気候変動の表れなのでしょうか。
ぼくらに出来ることはどんなことなのか、
まだまだありそうですが、
豊かな暮らしになれてしまっていると、
なかなか難しい問題ですね。

10autumn0378.jpg
左:小野寺友子 銀彩舟形皿小 5,250円 W25.5cmD9.5cmH3.5cm
右:銀彩舟形皿大 7,350円 W30.5cmD12cmH4cm



今日の器は気分を変えて、
地味なようでも、実はとっても豪華で絢爛。
といっても、小野寺友子さんという作り手から生まれているので、
一ひねり二ひねりされています。

10autumn0382.jpg
後から足す高台の付け方が、デザインになっています。

この長皿は作り方も楕円の長皿を作って、
底に穴を開けて、裏から重ねるように高台を付けています。
造形も面白く、機能として安定しています。
そして、鈍く白っぽい表面は、釉薬ではありません。

10autumn0379.jpg
小野寺友子 銀彩舟形皿小 5,250円 W25.5cmD9.5cmH3.5cm

これ、全面に銀彩の上絵を施しています。
通常、上絵といえば繊細な絵柄や、
華やかな色合いを思い浮かべると方が多いと思います。
それらに比べれば、ずいぶん初めからシックな表情です。

10autumn0380.jpg
銀彩舟形皿大 7,350円 W30.5cmD12cmH4cm

作り方として、ザクザクした素地を活かした造形に、
地固めのような釉薬が施されて焼成されます。
その時点で、表面が凸凹ザクザクしていて艶やかではありません。
その上に、刷毛で銀彩をほどこし、
上絵窯で焼成しています。

10autumn0381.jpg
入れ子にすると大きさの違いがわかりやすいでしょうか。

結果、銀彩ですが、ザクザクしてて、しかもまばら。
さすが、モダンな和の器を作り出す、
小野寺さんらしさです。
和の器として上質感から、料理の盛り映えがします。
同時に、中華でもイタリアンでもエスニックでも、
毎日のお総菜でも、受け取ってくれて、
美味しそうに料理が映えます。

ただし、気づきにくくても銀彩上絵ですから、
電子レンジは絶対にだめです。
オーブンも銀彩の変色が進みますので避けましょう。
それ以外は、しっかり焼けた普通の器ですから、
バンバンつかってガンガン洗っていただくのが、
器が一番活き活きします。

                    甘庵



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