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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

藤田佳三さんのお洒落な粉引湯呑み

藤田桂三さんの赤絵や安南が大変人気を博しています。
絵が達者であることには間違いないのですが、
決して量産化することなく、手をぬかずに、丁寧に描いています。
そして、素地が陶器であること、
しかも粉引がベースになっていることが、
藤田さんらしい赤絵や安南の魅力の元になっています。

10autumn0466.jpg
藤田佳三 口錆び耳付ゆのみ 2,730円 径9cmH8.2cm
加藤財 白ポット土瓶 14,700円 容積500cc


極端にいえば、赤絵は磁器が主流でしたから、
使う事で侘びていることを楽しむ粉引とは、
まるで対局の位置します。
とはいえ、そう汚れるような生焼けにはしていません。
食器として使いこんではじめて良さが出てくるためにも、
しっかりと焼き切った粉引です。

10autumn0467.jpg
少し使いこんでいただくと、貫入(釉薬にはいる細かなひび)や、
化粧土の変化が楽しめます。


そんな粉引としての質感の良さと、
湯呑みや飯碗など口と付ける器は、
口作りにも細やかな気遣いに満ちた作りから、
サントリーさんの「濃いお茶」のCMシリーズに、
難の装飾もない、粉引の汲み出しが使い続けられています。

10autumn0468.jpg
口錆びというのは、口周りに施した鉄の下絵のことで、
伝統的は唐津碗の皮鯨は長石釉にしていますが同じ手法です。


今日ご紹介している、口錆び耳付湯呑みは、
ちょっとモダンな造形と口錆びという伝統の侘びを、
上手くまとめた藤田さんらしい湯呑みです。
食後にたっぷりのほうじ茶を頂くとき、
コースターやトレイでしつらえて、
紅茶やハーブティにも良さそうですし、
甘酒や、濁り酒を飲みきりにしても、
ちょっとデザートにも使いたい。
使い勝手は手にした方の自由な工夫で、
いくらでも広がりそうです。
 
                  甘庵



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