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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

西川さんのガラス 4 「光」

吹きガラスの器の作り手はほとんどの方が、
ソーダガラスの素地を使われています。
西川さんもソーダガラスのカレットや、ガラス瓶を溶かして作っています。
鉛クリスタルグラスのように、
屈折率の高いガラスではありませんが、
ガラスは光の環境で、ずいぶん違った表情を持ちます。

窓から入ってくるお日様の光に、
ガラスは綺麗に輝きます。

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夜ともなれば照明器具の明かりの中で、
使われたり鑑賞されたりしますが、
このときに、蛍光灯の光より、タングステンランプなどの電球の光の方が、
ずうーっと、なまめかしく煌めき、キラキラした輝きは、
華やかでいながら、心を和ませる演出になります。

nskw620.jpg



西川さんの素地は少し濁りというか、
澄ん無色ではなく、わずかに飴色がかっています。
その少しある素地の色合いの素地は、
光を受けたときに、とても艶めかしく感じるのは、
電球の赤みがかった光や、
晩秋から初冬の赤みがかった足の長い光が、
とても似合うからです。

蛍光灯の光は陰影がでません。
そのために、働く環境、ときに事務仕事などには、
まぶしさがなくて良いのですが、
時として、ものつくりや、心を和ませるには、
明るくても堅い光ですので不向きだと思います。

同じ棚の上のガラスを
蛍光灯の光と、
電球照明の光で撮影しました。
いかがですか。
蛍光灯の方は、姿形やディテールは読みとれますが、
心に響きません。

nskw617.jpg



ちょっと手元が暗くなりがちですが、
やはり電球の明かりの方が、
ずーっと、ガラスの表情が生き生きしています。

nskw618.jpg



夕方になり暗くなり始めたときに、
電球だけの光のすると、
まるで時代が逆行したか、アンティーク屋さんの店内のようになります。
とても心が落ち着いて良い感じです。
ただこれは好みなのでね。
ぼくはこの光遊びが大好きです。

                 甘庵

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