同じ絵付けでも、少し渋いためか、
古いファン方には人気ですが、
目立たない感じになっているのが、
絵粉引の器です。


絵粉引7寸鉢 17,850円
径21cmH6.5cm
甘庵個人としては、とても好きな器です。
粉引掛けの上に、鉄と銅の下絵が、
品良く、力強く描かれていて、
静かな華やかさを盛っています。

茶や黒の線描はベンガラ(酸化鉄)で描かれ、
実や花の赤茶はタンパン(酸化銅)で描かれています。
安南手の絵の具の呉須や、
焼き上がった釉薬の上に描く赤絵のベンガラほどには、
筆が走りにくく、絵柄全体が、
素朴でいて、力で描く部分が感じとれて、
安南手や赤絵とはまた違う趣があります。

食材や料理を選ばず盛り映えがして、
丈夫で使い勝手がよく、
使う事で少しずつ侘びて行く要素は、
器好きにはたまりません。
甘庵
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