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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

気品漂う片口

こういう作品をみると、
作り手としての、藤田佳三さんの力量がよくわかります。
もともと片口は、液体を移し替えたり、
器に注いだりする、道具的な要素の強い注器です。

10fujita0791.jpg
安南手片口 10,500円
W17cm径13.5cmH8.3cm


必然として、まずは切れが良いことが望まれます。
藤田さんの片口は、スパッと切れ味良く、
注ぎ具合がすこぶる心地よく、
酒盃に細く注がれる酒、
満ちていく音、
片口から注ぐというその所作が、
すでに酒肴なっています。

10fujita0794.jpg
凛とした気品あるフォルムが美し片口です。

切れの良さを生み出す口作り、
天目碗にもにた本体のフォルムは、
口端の下を絞り、直ぐに張らせてから、
高台に掛けて絞っていくフォルムは、
静かな緊張感のある佇まいです。

10fujita0792.jpg
盛り映えも良く、鉢として使うのは贅沢な楽しみになります。

安南の滲みぐあいも、程よくて気品があります。
多めにかかった灰釉が強く焼くことで、
滲ませていく、計算の上でありながらも、
窯の力を借りた自然な表情だからでしょう。

10fujita0793.jpg

心くだける友と、
静かに盃を重ねるには、
理想的な片口に思えます。

           甘庵



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