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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

フリーカップとソバチョコ

今回の光藤佐さんの個展は、
穴窯の初窯作品がインパクトが強かったので、
そちらばかりをご紹介してきましたが、
定番的なガス窯で焼かれた作品も、
器としてのクオリティが高いのは、
人気が示す通りです。

11mitsufuji1448.jpg

その中から、どちらも使い回しのきく共通点をもつ、
白磁のフリーカップと刷毛目のソバチョコを、
今日はご紹介してみます。

11mitsufuji1451.jpg

形も少し似ていて、少し口が広がった円筒形で、
飲み物をいれても、料理ともっても、
手に持ちやすく、食べたり飲んだりしやすい大きさと、
それぞれの個性ある質感やテクスチャーで、
それぞれに掌が良いところも、
共通点です。

11mitsufuji1446.jpg
白磁フリーカップ 3,800円
径8.5cmH7.5cm


白磁のフリーカップは、
片方の削り後を残した独特のしのぎが施されています。
細かな磁器土の硬質感と、刃物でしごかれた表情に、
静かさと動きが共存しています。

11mitsufuji1450.jpg
釉薬の施されたむっちりした表情と、
ギザギザザクザクに削られた素地の対比が、
この器の面白みになっています。


少しマットな釉調が、ざっくりしたしのぎを、
ほどほどの柔らかさに押さえて、
上品さを醸し出しています。

11mitsufuji1447.jpg
刷毛目ソバチョコ 2,400円
径8.5cmH6.5cm


一方に刷毛目ソバチョコは、
少し荒めの化粧土を、野趣なイメージをさせる刷毛で、
躊躇のない、スピード感ある刷毛後を描いています。
これもまた、渋い土味の素地の静けさと、
動きのある刷毛目の対比が面白い趣を生み出しています。
それでも、まとまった1つの器とみれば、
上品な気配に包まれています。

11mitsufuji1449.jpg
ロクロの上で回る器に、
白泥が刷毛で挽かれる動きが見えるようです。


磁器と陶器いう、違う素材にも、
それ以上の個性を投げ掛けているのは、
作り手光藤佐さんの感性なのだと、
感じとれる2つの器です。

               甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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