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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

炎のいたずら

光藤佐さんの個展も明日からは終盤で、
1月31日(月)まです。
まだまだご紹介したい器があるので、
今日はオフですが、穴窯作品からご紹介します。

11_mitsufuji1462.jpg
絵唐津鉢  3,800円
径15.5cmH5cm


薪窯だからこそ、特に穴窯のため強く出ている、
炎のいたずらを見てください。
電気の窯や、良く設計されたガス窯などでは、
このような、表情はあまりでません。

11_mitsufuji1463.jpg
上の鉢の裏側です。
炎が描いたグラデーションが美しい!


しかも、これらは焼むらではなく、
炎の状況が大きく異なるためです。
おおざっぱな説明なら、
還元炎と酸化炎が1つの器に中にあたっている。
といっても、これも一部の要素なのですが、
こういった、今回4日間薪を焚き続ける間に、
起きる複雑な要素で出来上がっています。

11_mitsufuji1464.jpg
絵唐津鉢  3,800円
径13cmH6cm


還元が強めの状態で、
ブルーグレーがかる素地の色合いが、
見込みの一部を残して、
内も外も縁から明るい茶系の色合いになっています。。

11_mitsufuji1465.jpg
上の器の裏側です。
炎のながれなのでしょう、ブルーグレーと焦げた茶の対比が綺麗です。


通常の感覚では、酸化気味になっているためですが、
裏をみれば、炎で素地が焦げて、
ガラス化している部分もあり、
かなりしっかり焼き締まっているのは、
見て取れます

11_mitsufuji1466.jpg
絵唐津ぐい呑み 3,000円
径8cmH4.2cm


電気では燃えるものがありません。
還元にガスをいれたり、ガスの窯では、
燃えるガスがあっても、
オキができたり、灰がのこったりしません。

11_mitsufuji1467.jpg
見込みには灰がふって黄色みが見え、
高台には目あとが白く浮き、炎の焦げも見えた左馬ぐい呑み。
ぐい呑みの景色を肴にしてのみ、中風にもならないと・・・。
最高のぐい呑みかも。


これも凄く大雑把な感覚で恐縮ですが、
電気ヒーターで焼く焼き鳥と、
炭火で焼く焼き鳥の違いに似ています。
煙がでたり、不完全燃焼ガスがあったり、
灰が残ったりと、無駄や手間になる部分が、
味に大切なプラスアルファーになっているのと、
似ていると、甘庵は思っています。

              甘庵


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