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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

さりげなさの中に揺らがないものが

光藤佐さんの器のなかには、
さりげない器があります。
ところがこのさりげなく感じる器にこそ、
光藤さんの揺らがないコアがみてとれます。

11_mitsufuji1607.jpg
刷毛目鉢 大 10,000円
径23.5cmH7cm


今日は、穴窯作品のなかから、
一見は大人しい表情の刷毛目鉢を1つ選らんで、
お話ししてみます。

11_mitsufuji1608.jpg
凛としたフォルムには品格が漂います。

構えずに全体を見てみたときに、
静かで整った姿の鉢と印象を受けます。
フォルムだけではなく、
ディテールの構成バランスが良いのです。

11_mitsufuji1609.jpg
一気に削った高台には、骨太の強さが存在します。

そのために、一見おとなしめの表情に、
感じてしまうかもしれませんが、
細部を見ていくと、
とても強さのある、主張のあることが見て取れます。
ただ、それは芯の強さに似ていて、
細部の一つ一つは個性が強いのに、
構成のバランスが整っているために、
さほどに感じることなく、
むしろ、おとなしさを感じてしまいます。

11_mitsufuji1610.jpg
高台内をみてみれば、アシンメトリーな削りと、
半部施された灰釉が趣を強くしています。


この鉢の持つ骨太の強さを感じるには、
使う事が一番近道のだと思います。
不思議なほど、何をもっても、
さりげなく盛り映えがして、
毎日のように出番があっても飽ることなく、
使う度に新しい発見があったりします。

11_mitsufuji1612.jpg
さりげない端も、スピード感ある刷毛目が、
大胆に施されています。


これこそが、光藤さんの器の真骨頂の、
さりげない中に揺らがない器の魅力です。

            甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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