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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

自分の飯椀からマイボウルへ

レトロな時代背景のドラマなどで、
茶の間のちゃぶ台で家族が食事をする場面には、
家族分の飯茶碗とお椀と箸が、
それぞれの定位置に、伏せて置かれています。

家族が席に着き、一人ずつお母さんに飯茶碗とお椀を渡して、
お櫃と鍋から、ご飯と味噌汁とよそってもらう場面と、
ご覧になっていませんか。

11_mycup_2299.jpg
新妻陽子
左:しのぎ飯碗大 3,150円 径12.5cmH5.5cm
中:しのぎ飯碗小 2,940円 径12cmH5.5cm
右奥:刷毛目飯碗小 2,625円 径11cmH6cm
右手前:刷毛目飯碗大 2,940円 径11.7cmH6.3cm


これが、炊飯ジャーもなく、核家族でもない頃に、
よく見られた日本の家庭の風景だったようです。

この風景でお話ししたいのは、
伏せた茶碗とそれを持ち上げる部分です。
この習慣のためには、飯茶碗には持ちやすい高台が付いていました。
また、茶碗は浅い朝顔型が多く、
オカワリをするのが当たりまえで、
ぼくの記憶では「一膳飯は縁起が悪い」と、
祖父や祖母に言われた経験があります。

11_mycup_2332.jpg
稻垣明子
グレートーン 飯碗 2,800円 径11cmH6cm
グレートーン 飯碗 3,200円 径12cmH7cm


それは、しっかり食べることが、
子供たちにとって健康に関わる時代だったからだと思いますが、
家族が集まる、ゆっくりした食卓で、
少なからず会話が流れていて、
そのことが、今思えば大切なことでもあったようです。

11_mycup_2334.jpg
小野寺友子
左:粉引飯碗 2,625円 径14.3cmH6.3cm
中:灰釉飯碗 2,100円 径11.7cmH5cm
右:刷毛目粉引飯碗 2,625円 径13cmH6cm
ざっくりした素地や化粧土の表情と低く大きな高台で、
飯碗でも鉢でも使えます。


話しを飯茶碗に戻し、この飯茶碗に高台は、
洗う時以外には特に必要でもなくなってきました。
おかずも多く、ご飯以外に食べるものが増え、
また、中高年はメタボ防止から、
摂取をひかえて,オカワリが少なくなっています。
そこで、モダンなフォルムの飯茶碗が・・・。
というより、ボウルになってきていて、
これはこれで、小鉢になって料理をもったり、
ヨーグルトやデザートなどにも使える、
多目的なマイボウルとして選ばれてもいます。

11_mycup_2333.jpg
稻垣明子
左:面取り碗 3,000円 径12cmH6.5cm
右:面取り碗 3,800円 径14cmH8.3cm


時代に即した使われ方であれば、
使う器は生きてきます。
これも楽しい新しい自分の器のあり方です。

              甘庵



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