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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

荒賀文成さんの目

”耳と口とくればあとは目”と、
コメントをいただいたので、
予定していた記事を先に延ばして、
これをネタに使わせていただきます。
今日は荒賀さんの目のお話しです。

やきもので"目"といえば、
重ね焼きのときの”目あと”をいいます。

11_araga_2544.jpg
粉引大皿 わら灰釉 27,300円
W38cmD35cmH8cm


”目あと"とは、
官窯や上手の窯ではない、
民窯や日常のやきものを焼くときに、
量をとるための能率から、
重ね焼きしていた時代に、
重ねた焼モノが釉薬や溶けた灰で、
くっつかないようにするために、
丸めた粘土や砂の粒を、
数カ所おいて重ねて焼いた時の、
”あと”をいいます。

11_araga_2550.jpg
粉引リム皿 5寸 2,100円
径16cmH4cm
見込みたけではなく、重ねた高台にも目あとが見えます。


また、海岸近くの常滑などでは、
貝をおいて焼く方法がありました。
これを"貝目”や"貝高台"と呼びました。

11_araga_2547.jpg
左上下:白粉引陶板 貝目 5寸 3,780円
角17cmH1.5cm
右上下:白粉引陶板 ゴマ手貝目 7寸 4,830円
角19.5cmH1.7cm


低温焼成の備前などでは、
藁やモミガラを敷いて、
そこに出た”緋だすき”や”緋色”を、
窯変として楽しみました。

11_araga_2549.jpg
粉引花入れ 大 16,800円
W11cmD10cmH19cm
寝せた焼く時の貝目が景色となっています。


”目あと”も”貝目”も”緋だすき”も、
侘び寂びの美意識から見所として、
楽しまれ、伝承されていったのは、
茶人たち数寄者たちの、
"目"が見いだしたからです。

             甘庵 



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