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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

使って育てる楽しみ  粉引3

陶器は使うことで育つところが楽しみですが、
侘びた表情をたのしめないと、
汚れて来たことになってしまいます。
特に粉引は使い手によって、
変化する表情もいろいろです。
まさに育てると言われるゆえんです。

11_araga_2594.jpg
長石粉引鉢大 16,800円
W27.5cmD26cmH9cm


その点を踏まえて、
作り手は、作り手それぞれの、
目指す仕上がりや、使ってもらった表情があり、
そのために良かれと思う、
作り方や決めごとが生まれてきています。

11_araga_2592.jpg
粉引耳盃 3,150円
左:W16cmD10cmH4.7cm
右:W14cmD8.5cmH5.6cm


だからこそ安易に「こだわり」という言葉で、
くくってしまうことを、ぼくは避けています。
「拘り」の意味には”ものが引っかかること”などから、
”些細なことにとらわれる”や、
”難癖をつける”こともあります。
いずれにしても古い人間の甘庵には、
”否定的”な意味合いを強く感じてしまいます。

11_araga_2590.jpg
粉引鉢大 16,800円
W28.3cmD23cmH20.3cm


荒賀文成さんの粉引をみていても、
雑誌等のコピーやコメントには、
現代の褒め言葉として”こだわって”いると、
表現されているのを見かけます。
これを甘庵流に表現させていただければ、
”こだわり”ではなく、
荒賀さんができる最良のための”必然”で、
選らんでいる方法であり、作り方だと、
言わせたいただきたいと思います。

11_araga_2484.jpg
各種ぐい呑み 2,730円

それが、化粧土の生掛けであり、
石を噛んだ荒めの素地であり、
木灰やわら灰など自然の素材であり、
柔らかくみせながらもしっかり焼ききることなど、
いくつもの細かな、自分の決めごとがあり、
良かれと思うことは、常に試行錯誤し続けています。

11_araga_2588.jpg
粉引鉢ゴマ手 4,830円
W21.5cmD19.5cmH7.5cm


それも、粉引が使い手の手にわたり、
それぞれの使い方で使われることで、
じっくりと良い表情に育っていくことを、
想定した仕事をしているからです。

粉引の最後の仕上がりは、
使い手に委ねられているのです。

              甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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