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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

普段器

もう十数年前になります。
藤田さんの器をはじめて見たときに、
頭に浮かんで来た言葉が「普段器」です。
晴れ(ハレ)がなく褻(ケ)だというのではなく、
今のぼくらの暮らしの中で、
たくさんの出番のある器だなと、
そう思って浮かんだ言葉です。

粉引にしても、赤絵にしても、安南でも、
伝統的な手法であり、
絵付けも大変達者です。
でも和食器という枠に閉じこめるには、
広がりがある器だと思います。

ジャンル分けという意味では、
枠の中に入るのではなく、
ジャンルが藤田普段器の中に入って行くように、
作って行ける作り手だと、
そう思ったんです。
(疑わないの藤田さん ほんとうだよ)

fujita985.jpg


たとえばこの安南楕円鉢 W24D9.5H6 ですが、
エスニックという気配もあり、
洋風に盛りつけもOK、
中華も疑うことなく合いそう!
もちろん和食にぴったり。
と、これは世界中の料理を、
アレンジしながらも食卓にのぼり、
全て食べてしまう欲張りはぼくらの普段器として、
格好の器だと思います。

それでいて、
藤田さんの器には華があります。
素地肌も、釉薬も、絵付けの色も、
どれも、派手すぎることはなく、
むしろ天然の材料で、配合し絵付けしているので、
トーンと落ちた色合いが多いのに、
華やかで軽やかな心地よさを持っています。
これは、昨年のブログでも書いたのですが、
きっと京都人であることや、
育った環境をくみ取り、才能として開花させたからでしょう。

藤田佳三さんの普段器は、
様々な食材と料理を受け取り、
食卓を映えさせる力をもっています。

          甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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