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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ニュートラルで涼しい湯呑み

野波実さんの個展が終わったばかりですが、
ご紹介する常設品からのマット白磁湯呑みです。
何気ないフォルムで何気ない釉調と、
感じてしまう方も多いでしょう。

11_cool_3321.jpg
野波実 マット白磁湯呑み 2,625円
径8.5cm 高さ6.7cm


良くあることですが、
ニュートラルな作りでいて、
しっかりした仕事から生まれた、
使い勝手の良い、盛り映えのする器は、
一見、存在を主張しないことがあるので、
見過ごされがちです。

11_cool_3322.jpg
画像でみると特徴がない器にみえますが、
手に取ると見込みの広い器です。


このマット白磁湯呑みも、
一つずつ蹴轆轤で挽かれたフォルムには、
力と個性と気品があります。

11_cool_3323.jpg
高台の削りは茶碗やぐい呑みのような、
一つづつの密度の濃い作り込みです。


分かりやすいのは、
飲み物を注いで使ってみていただいたり、
デザートや料理を盛りつけて、
使ってもらうことで、
すぐに分かっていただけるでしょう。

11_cool_3324.jpg
ゆったりして姿の飽きのこない器です。

マットな釉調ですが、
使いこむことで、
しっとりとした表情に、
育っていくところも、
磁器をしては面白い器です。

ニュートラルな作りだからこそ、
飲み物や料理をさりげなく受け入れ抱え込むので、
爽やかな映りと、涼やかな使い心地の器です。

                甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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