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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ロクロ以外の成形

藤田さんのタタラ作りはなかなかのものです、
ところが、さりげなくて当たり前のために、
作品群としてみたときに構成のうまさとして、
器好きには見応えのある、わくわくする体験として、
感じてしまうだけで、ついつい見過ごしがちです。
そこが、上手いところなのですけどね。

板状にした粘土を簡単な型をつかって、
成形する技をタタラ作りと言います。
この方法だと、数学的にいう回転体になるロクロとは、
ひと味違った器が出来ます。

fujita980.jpg

ところが、この方法、ロクロ技を覚えなくても、
制作が可能なために、陶芸教室などでも、
安易に皿などを作る方法として、よく使われます。

確かに、ロクロの制作の失敗や、
重いことなどを楽にクリアできますが、
決して簡単とは言い難く、とても奥が深い技でもあります。

分かりやすい比較でいうなら、
ぱっと見たときに制作方法が分からないというか、
そのことに引っかかりを覚えないんです。
そこに「素敵な器がある」がはじめに感じることになる。
そんな器がやきもののプロの作り出す器ですね。
まぁー、ロクロも同じですけどね。

画像の中では上の列の4種類の大小の鉢とスープカップだけが、
ロクロで作られていて、残りは全てタタラ作りです。
そう言われないと、気にも留めないことですよね。
それで良いんです。
器は作り方でも、作り手の有名無名でも、価格でもなく、
自分のとって使いやすく、美味しそうな器が、
使いたくなる好きな器が、良い器なんですよ。

                  甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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