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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

揃いでも一つずつの顔

光藤佐さんの個展から今日ご紹介するのは、
絵唐津5寸鉢です。

12_mitsufuji_0046.jpg
絵唐津5寸鉢 4,000円
径15.5cmH5cm


5客届いていますが、
手仕事のうつわに共通するように、
絵柄やロクロ目などは、
揺らぎの範囲ですが、
一つ一つの表情をしています。

さらに、これは穴窯で焼き上げたものなので、
ガス窯や電気窯にはあり得ない、
気まぐれな炎の流れや灰が舞うために、
顔つき全く違う個性が生まれています。

12_mitsufuji_0110.jpg
灰がかぶってかせたり、重ね焼きの目あとや緋色がでたりと、
一つを同じ顔はありません。


量販のパックにお餅を、
オーブントースターで焼いた感じと、
杵でついて手延べしたお餅を、
炭火で焼いた感じの違いみたいと、
思ってください。

厚みや大きさが少しずつ違い、
火の当たりも違うため、
結果として焦げたのや、
膨らんではじけたものなど、
同じ感じには焼き上がらないところが、
味わいだったりしませんか。

12_mitsufuji_0111.jpg
高台の土味や釉薬との際あたりは、炎やオキで焦げた焼き色も一つ一つです。

千数百度にもなる窯で焼かれるのですから、
薪窯では、表情のバラツキ以上に、
作品としては成り立たない、
ロスとなるものが、実はとても多いものです。

光藤さんの現状では、
半分近くが、売り物にならない状況だそうです。
それでも、良くできた器を手にすると、
作り手として作る喜びが、
もっと精進していこうという思いを、
奮い立たせてくれるようです。

そんな情熱から生まれたうつわから、
うつわ好きにはたまらない、
エネルギーが溢れている気がします。

          甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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