会場からご紹介するのは、
木灰で調合された灰釉を施し、
しっかり焼かれて綺麗な緑が発色している、
久保田さんらしい灰釉板皿です。

灰釉板皿 3,800円
W27cmD11cm
板皿の多くは、タタラ呼ばれる、
塊の粘土はから均一の厚みに切り取られた、
粘土の板を、簡単な型などで成形する、
タタラ作りですが、
これは、ロクロで作りました。
というより、ロクロで挽いてひらきにしました。

ロクロの回転が生み出した動きが、
灰釉溜まりの緑を引き立てています。
この板皿の短辺分の高さで、
長辺の長さを3.14で割った直径の、
円筒形を引き出します。
*正確には、焼いて縮む分大きく作っています。
この筒型の花入れの底を抜いたような、
円筒形を縦に切って開いたものが、
この皿の基本系です。

裏面の土見せ部分は、ロクロ目がより分かりやすくみえます。
ディテールを見て頂くと、
長手方向へロクロ目が見えて、
その様子が想像できます。
これはもう、冴えたロクロの技ゆえの、
ヤキモノの"ひらき"です。
甘庵
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