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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

緑の自然釉

鶴見宗次さんの器の作り方について、
昨日も少し触れましたが、
今日ご紹介する白い素地の鉢も、
作り方や焼き方は他の茶黒の器と、
基本的変わりません。

12_turumi_0611.jpg
綺麗な緑に発色した自然釉です。

素地に鉄分の少ない、
白い素地や鉄分の珪石などの粉を、
化粧掛けにして白い素地にしています。
その素地にかけた木の灰が、
還元炎のなかで緑の釉になります。

12_turumi_0609.jpg
白鉢 10,500円
径25cmH9cm


釉薬を施すことなく、
木を焚いて焼いたいた時代に、
木の灰が器に付いたり溜まって、
溶けたものが自然釉といいます。

12_turumi_0612.jpg
灰が溶けて自然釉となり流れて見込みに溜まる動きが見えます。

この自然釉を、計画的に作り出すために、
調合した釉薬ではなく、
そのままの木の灰をかけて、
溶けるほどしっかり焼いたのが、
鶴見さんの焼き方です。

12_turumi_0610.jpg
鶴見さんのフォルムは手ひねりなのに美しく端正です。

中心のなっている、
茶黒は、焼成後の冷却還元で、
素地のなかの鉄分が、
第一鉄化して黒い土肌に焼き上げています。
同じ焼成方法でも、素地が白いと、
溶けた灰の自然釉が、
還元炎のなかで、綺麗な緑を発色します。

12_turumi_0613.jpg
溶けた自然釉がつかないようための、
貝高台の目あとも綺麗です。


溶けたガラスの状態なので、
この鉢のように、低い見込みに溜まりこんで、
濃い緑の釉溜まりを見せてくれています。
ガス窯で計画的に焼いていますが、
それでも自然の灰と土のかみ合いの発色は、
窯の神様任せの部分が大半になっています。

               甘庵


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  • 2012/05/22(火) 20:49:25 |
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