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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

明けるとそこには・・・・ 1

昨日から荻窪銀花の2006年の営業が始まりました。
最初の企画は箱展です。
やはりおもしろいです。
少しずつ紹介していきたいと思っています。

box948.jpg


今日は岡田泰さんの木の箱です。
岡田さんは家具の作り手です。
今回の箱展では、様々な材種の木の表情を見せてくれるの同時に、
継ぎ手や仕口といわれる、指物での組み手で、
蓋の開閉を仕掛けてあるものがあります。

つまり、蓋をあけようと、
蓋を持ち上げると、箱全体が持ち上がります。
多くが縦に開けるふたですが、
横方向にずらすように開けます。

それも一方向にだけになっていて、
反対方向にはスライドしません。
正位置に押し込めると、ロックがかかったように、
ぴたっと止まります。
精度の良さが実に気持ちよく仕上がっています。

box979.jpg


上に蓋が開く物と思いこんでいると、
なかなか蓋を開けられず、
説明させていただき、解明すると、
次々試したくなって、全部確認されていくお客様が多く。
「勝ったね」と作り手に変わって、
一人、心の中で勝利宣言をしています。

卵のような形の箱は、檜材です。
こちらは、センターにある心棒が組み位置のガイドと、
ずれない仕口になっています。
檜のような針葉樹は、
年輪の堅いところと柔らかいところの差が激しいく、
逆目もたちやすい材です。
このように、綺麗に平滑に仕上げるのは、
間違いなく、腕前ならではのことです。
手の中ですべすべすると、
とっても心地よい、木の感触を楽しめます。

木が好きで木の仕事に携わっているからこその、
岡田泰さんの、楽しい木の箱です。

                     甘庵

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