伸びやかなロクロ目を活かし、
色も作りも、なるべく省いて、
シンプルに作ることで、
見えて来るヤキモノの魅力を、
突き詰める青白磁や白磁が、
野波実さん仕事の流れでした。
と、甘庵は思っています。

青白磁流れ星カップ 径9cmH8~9.3cm
容積:180~210ccほど
その野波さんも、そこに少しだけ、
遊びの加飾する仕事を手がけ始めました。
そこには、野波さんが食器以外では見せていた、
童心を思わせるような、
純で愛らしいデザインが見えます。

☆の部分はホタルといって、素地を切り抜いてところを、
釉薬で埋めて、光が通る小さな窓になります。
といっても、子供じみているのではなく、
遊び心でとらえたデザインで、
季節を感じる花々や情景に似た、
趣が読み取れます。

流れ星の尾は、線ぼりに呉須を埋め込んだ象嵌です。
ご紹介している流れ星カップも、
大人としても楽しめる、
使いたくなる、可愛いデザインです。
甘庵
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