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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

銀彩のサンマ皿

"秋色の器展"が始まったのですが、
荻窪はちっとも秋が来なくて、
まだまだ毎日残暑です。
大きな台風が沖縄を通過して北上しています。
そのせいなのか、蒸し暑くて、
秋のイメージの器が似合いません。

12_autumn_0636.jpg
小野寺友子 銀彩舟形皿 7,770円
W33cmD12cmH3cm


だからこそ、気の早い江戸っ子気風で、
秋を先取りしていきましょう。
今日は小野寺友子さんの銀彩舟形皿をご紹介します。

12_autumn_0639.jpg
小野寺さんの器はリーズナブルなのですが、
この器が中では高値なのは全面銀彩の銀の価格です。


秋の味覚は色々ありますが、
海の幸ではなんと言ってもサンマでしょう。
この舟形皿には別名があります。
そう、サンマ皿です。
普通のサンマならゆったり一匹が、
納まります。

作り方が変わっていて、
いったん作った舟形の皿の底を抜いて、
そこ側から、楕円の粘土板をあてて止めています。
小野寺さん独特のデザインの魅力です。

12_autumn_0637.jpg
返すと座布団みたいな、底が可愛い形状でしょ。
反りやすい長皿に歪みが起きない形状にもなってします。


底面が平らなので、
サンマ以外の盛りつけの納まりが良く、
また立ち上がり縁のシャープな輪郭が、
長い器の見込みを引き締めて、
美しい仕上がりにまとまっています。

名前の銀彩とあるように表裏の全面に、
銀彩上絵付けが施されています。
これもまた、小野寺さんらしい処理で、
ざっくりした土肌の上に、
刷毛目を残した銀彩です。

12_autumn_0638.jpg
銀彩のかすれは、刷毛目や粉引のひまのような、
器の見所という和の美意識に通じます。


雅より、侘び寂びを感じるモダンです。
使うことでも、銀なのでいぶし銀状態へ、
うつろっていくところが、
この器の醍醐味です。
ガンガン使ってガンガン洗うほうが、
表面が擦れるのでしょう、
思いのほか真っ黒にはなりません。

*ご注意として、全面銀彩ですので、
電子レンジの使用は不可です。

             甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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