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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

渋派手

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絵粉引鉢 径22.5cm高さ9.5cm
藤田佳三さんのたっぷりして絵粉引の鉢です。

「絵粉引」は李朝の伝承品や、唐津で受け継がれている多くが、
粉引に鉄絵の伸びやかで大胆な線描もものです。
侘び寂の美から、茶陶の世界なので、
好まれ、面々と受け継がれて来ています。

昭和に生まれ平成に活きている藤田さんは、
そこに、自分なりの華やかなアレンジを加えました。
鉄絵で描かれて唐草文や草文のポイントに、
酸化銅でアクセントを付けて描いています。

黄瀬戸が、胆礬(たんぱん)と言われる、
酸化銅を含んだ絵の具で緑をアクセントにつかっているを、
何となく、連想しました。

fujita009.jpg


粉引に鉄の絵は、限りなく無彩色。
そこに、イヤミではない範囲で華を沿えようと、
工夫したのでしょう。
還元炎でしっかり焼かれた鉄絵は、
釉と素地に食い込み反応して、
黒、茶褐色、黄色と変化や流れ、滲みを見せ、
酸化銅は、深い赤と冷却中の酸化のためにか、
わずかに緑がかる部分も見えて、
地味目な色合いの重なりあいの中に、
力強い華を見いだせます。

ファッションの世界で使われている、
「渋派手」という言葉がよぎりました。

            甘庵
  
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