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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

盛って注いで 片口鉢その1

アシンメトリーに惹かれてしまうDNAを、
ぼくらは持っていて、
伝統的な住まいの空間や什器まで、
非対称に居心地良さを感じてしまうようです。

12_useful_1213.jpg
小野寺友子 黒マット片口鉢 5,250円
W20cmD14.5cmH8.3cm


それは、器にも例外ではなく、
シンメトリーできちんとした姿の器の良さを認めながらも、
縁や形が歪んだ器にも抵抗感が少ないようです。

12_useful_1214.jpg
ざっくりした素地が見える高台を、
じっくり楽しむのも器好きの醍醐味です。


開催中の「使いやすく盛り映えする器展」から、
ご紹介する片口鉢のように、
本来は注ぐための道具から派生して、
口がありアシンメトリー姿を活かした、
片口鉢を好み、楽しめます。

12_useful_1215.jpg
小野寺友子 白磁片口鉢 3,990円
W16cmD12.7cmH6cm


形式や姿だけではなく、
口作りにも手を省かないと、
メインではなくても、
ちょっと注ぐこともできることから、
使い方の広がりも生まれます。

12_useful_1216.jpg
高台削りを見れば磁器でも柔らかな質感が感じ取れる、
小野寺さんの仕事がよくわかります。


和の文化にある、見立てや取り合わせを、
楽しめる片口鉢は、企画展のテーマにあった、
テーマの使いやすく盛り映えする器です。

             甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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