多くのお客さまと作り手に支えられてきました。
変わらずお付き合いいただく、
お客様も作り手もいる中には、
世代が変わることも、
目にしてきました。
また、縁遠くなってしまうこともあれば、
親しくなり友人としてお付き合い頂きながら、
逝ってしまい見送ることもありました。

今波進 たたき壺 84,000円
径23cmH38.5cm
アウトレット価格はお問い合せください
ご紹介しているこの壺の作り手、
今波進さんも、20年ほど前に故人となりました。
彼は、選んだ米の玄米と、
自家製の味噌を基本の食にしていると、
話していたのが印象的でした。
そんな暮らしの姿勢は、
ちょうど彼のやきもの作りに通じてもいました。

地元の竹藪で土を掘り、
木や藁を燃やした灰で釉薬を作り、
薪を割り、自ら築いた窯で焼いた、
何気ないけど芯のしっかりした、
日常の器を作っていました。

タタキ目のある深い形のこの壺の、
良く焼けた肌をなでていて、
「味噌をつけ込むのにと思って」と、
彼が嬉しそうに言っていた、
笑顔が思い出されました。
甘庵
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