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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

タタキの壺

甘庵の32年のうつわ屋商いは、
多くのお客さまと作り手に支えられてきました。
変わらずお付き合いいただく、
お客様も作り手もいる中には、
世代が変わることも、
目にしてきました。

また、縁遠くなってしまうこともあれば、
親しくなり友人としてお付き合い頂きながら、
逝ってしまい見送ることもありました。

12_outlet_1378.jpg
今波進 たたき壺 84,000円
径23cmH38.5cm

アウトレット価格はお問い合せください

ご紹介しているこの壺の作り手、
今波進さんも、20年ほど前に故人となりました。
彼は、選んだ米の玄米と、
自家製の味噌を基本の食にしていると、
話していたのが印象的でした。
そんな暮らしの姿勢は、
ちょうど彼のやきもの作りに通じてもいました。

12_outlet_1380.jpg

地元の竹藪で土を掘り、
木や藁を燃やした灰で釉薬を作り、
薪を割り、自ら築いた窯で焼いた、
何気ないけど芯のしっかりした、
日常の器を作っていました。

12_outlet_1379.jpg

タタキ目のある深い形のこの壺の、
良く焼けた肌をなでていて、
「味噌をつけ込むのにと思って」と、
彼が嬉しそうに言っていた、
笑顔が思い出されました。

           甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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まとめ【タタキの壺】

甘庵の32年のうつわ屋商いは、多くのお客さまと作り手に支えられてきました。変わらずお付き合いいただ

  • 2012/11/25(日) 20:29:45 |
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