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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

明けるとそこには・・・・ 12

昨日は白銀の世界だった荻窪村は、
路地に入ると道路まで真っ白でした。
でも一夜明けて、メインの道はおおかたは解けて乾いています。
それでも路肩や路地は残った雪が凍って、いかにも滑りそう。
普段降らずに雪が降ったところにお住まいのかたは、
気をつけましょうね。

さて、箱展も今日がいよいよ最終日です。
今日ご紹介するのは、梅原淳子さんの陶箱です。
丸みを帯びた形と、化粧土で下絵を描き、
深い色合いの釉薬をかけ、上絵も施すという、
手をかけた箱です

box947.jpg


釉薬下に化粧土で描かれた文様は、
絵の具での線書きや彩色に比べて、
解け合って作り出す、線や面は、
色合いに奥行きあって、より器の肌になっています。

さらに、金彩や赤絵の上絵を施して、
よりリッチで重厚な仕上がり感があります。
そのためか、黒い釉薬の箱を遠見で見て、
漆器と勘違いする方も何人がいました。

素地もかなり鉄分の含まれた杯土で、
耐火度に近い焼き方なのでしょう。
土から溶け出す金属と釉が絡み合い、
良いハーモニーを生み出している、
しっかりと焼けた焼き物になっています。

掌に納めた量感も、大きさのわりに重量感があり、
箱自体の存在感を高めています。
女性らしい細やかさと華やかさを持っていながら、
落ち着きがあって、品のある箱です。

箱展は、同じテーマでも、素材の違いや作り手により違いから、
いろいろ発見し、たくさん納得し、色々な声が聞こえ来ました。
ぼくにはとても楽しい企画展でした。
って、毎回楽しくお仕事させてもらっています。
みなさんは、どんな風にとらえてくださったことでしょうか?
皆さんの声も、ぜひお聞かせくださいね。
                       
                 甘庵

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