今日の荻窪はしとしと雨が降っています。
注ぐ器展からご紹介するのは、
菜の花のおひたしも似合いそうな、
光藤佐さんの片口2種です。

ほぼ同じような形で、
粉引と黒釉に仕立てられ、
少し印象は違いますが、
ちょっとおどけたような口作り、
ゆったり広めの見込みから、
どこか可愛らしく好感のもてる姿です。

光藤佐 粉引片口鉢 8,400円
W20cmD16.6cmH6.5cm
盛り映えする器として定評のある、
光藤さんの粉引と黒釉ですから、
料理をしっかり受け止めて引き立てるのは
多くの方に想像していただけると思います。

光藤佐 黒釉片口鉢 8,400円
W20cmD17cmH6.5cm
ですがこれ、ちゃんと片口です。
どちらも口より少し下まで測って、
300ccほどは入ります。
しかも、想像できないくらいに、
するすると必要なだけ注げ、
しかもスパッと水切れます。

使って行くほどに味わい深くなる
粉引の肌合いを盛って注いで楽しめます。
手で持った瞬間に思ったより軽いと感じます。
腰に無駄がないロクロ挽きから生まれます。
結果見込みの広さから盛りやすく、
見た目以上の容積の片口になっています。

禾目の景色が綺麗な黒い見込みは、
予想以上に料理映えします。
ひょうきんなくらいに、
ポワンとした口作りで、
シャープな感じがないのですが、
それにだまされがちですが、
水切れの良さに必要な要素は、
しっかりクリアしています。
また、大きく広い口は洗いやすいという、
うれしいオマケもあります。
片口ですから注いで良しの上で、
盛ってよしの口の付いた鉢としても、
その力を発揮してくれる、
甘庵好みの実力のある二つの片口です。
甘庵
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