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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ほんわか片口の実力

菜種梅雨なのでしょうか、
今日の荻窪はしとしと雨が降っています。
注ぐ器展からご紹介するのは、
菜の花のおひたしも似合いそうな、
光藤佐さんの片口2種です。

13_sosogu_1282_20130402103514.jpg

ほぼ同じような形で、
粉引と黒釉に仕立てられ、
少し印象は違いますが、
ちょっとおどけたような口作り、
ゆったり広めの見込みから、
どこか可愛らしく好感のもてる姿です。

13_sosogu_1495.jpg
光藤佐 粉引片口鉢 8,400円
W20cmD16.6cmH6.5cm


盛り映えする器として定評のある、
光藤さんの粉引と黒釉ですから、
料理をしっかり受け止めて引き立てるのは
多くの方に想像していただけると思います。

13_sosogu_1497.jpg
光藤佐 黒釉片口鉢 8,400円
W20cmD17cmH6.5cm


ですがこれ、ちゃんと片口です。
どちらも口より少し下まで測って、
300ccほどは入ります。
しかも、想像できないくらいに、
するすると必要なだけ注げ、
しかもスパッと水切れます。

13_sosogu_1496.jpg
使って行くほどに味わい深くなる
粉引の肌合いを盛って注いで楽しめます。


手で持った瞬間に思ったより軽いと感じます。
腰に無駄がないロクロ挽きから生まれます。
結果見込みの広さから盛りやすく、
見た目以上の容積の片口になっています。

13_sosogu_1498.jpg
禾目の景色が綺麗な黒い見込みは、
予想以上に料理映えします。


ひょうきんなくらいに、
ポワンとした口作りで、
シャープな感じがないのですが、
それにだまされがちですが、
水切れの良さに必要な要素は、
しっかりクリアしています。
また、大きく広い口は洗いやすいという、
うれしいオマケもあります。

片口ですから注いで良しの上で、
盛ってよしの口の付いた鉢としても、
その力を発揮してくれる、
甘庵好みの実力のある二つの片口です。

            甘庵


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