うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。
小野寺友子さんの個展から、
銀彩片口をご紹介してみます。
銀彩注器 7,350円 W12.5cmD10.5cmH10.5cm
容積270ccほどざっくりして質感の素地を、
さらに全体を勢いのある鎬文を施し、
刷毛目を残した銀彩は、
華麗でいて動的なマチエールに、
仕上がっています。

手に持つと鎬文の側面が心地良く、
手酌の分量として理想的な、
一合五勺(270cc)が入ります。
細くも太くも思ったままに注げ、
止めればスパッと切れ上がる、
実に酒が楽しくなる片口です。

側面、見込み、高台裏まで、
銀彩が施されているので、
電子レンジ加熱はできません。
パラジウムではなく銀なので、
反応が早く、使っていくことで、
酸化反応があらわれ、
侘びていく表情変化を、
酒の肴として積極的に楽しんでいただきたい、
器好きの左利きにお勧めな片口です。
甘庵
ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
人気ブログランキングへご協力ありがとうございます。
テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
トラックバック
- トラックバックURLはこちら
- https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/2652-c9126dd1
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール
Author:うつわ屋甘庵
器好きが高じて 器屋の主になり
気が付けば40年が過ぎ
いつまでたっても大人げなく
首をかしげる器の情報には
ついついむきになった物言いになり
器好きゆえとはいえ
いたらないさに反省しつつも
器の魅力を発信できればと
日々つぶやいております
mail:ginka@kan-an.com
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する