fc2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ことこと も、ぐつぐつ も美味しそう

開催中の「火にかけられる器展」から、
今日は寺山光廣さんの両手銅鍋をご紹介します。

14_fire_0300.jpg
寺山光廣 両手鍋 50,400円
径18.5cmH6.5cm
木蓋・落とし木蓋付


手で打ち出した厚みある両手鍋です。
対の取っ手は真鍮を打って形を整えています。

14_fire_0322.jpg

使い勝手から消してある見込み部分以外に見える、
手打ちによる無数の鎚目が美しく、
打ち続けて出来上がった造形が、
力強く感じられます。

14_fire_0321.jpg

見ているだけでも嬉しくなる道具ですが、
使っているときには、
もっともっと活き活きしてくることでしょう。

14_fire_0301.jpg

木蓋が二つ付いています。
一つは落とし蓋です。
身を崩さず味を染みこませる、
ことことと煮ていく料理が思い浮かびます。

一方で寒い夜に、
ぐつぐつの鍋から、ふぅふぅーしながら、
いただく鍋料理は心から温まります。

そんな姿が料理をひと味もふた味も、
引き上げてくれる美しい鍋です。

          甘庵
寺山さんのブログをご覧いただくと、
 一つ一つ丁寧に銅鍋が作られる様子や、
 パーツや道具などの話が面白く、
 寺山さんの仕事への真摯な姿勢が伺われて、
 長く愛用されるファンが多いことが納得できます。
 ぜひご覧になってみてください。


ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


にほんブログ村 コレクションブログ 食器・テーブルウェアへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/2857-195504c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)