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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

福を招く

今日は縁起の良いお話でいきましょう。
まず道楽かん工房さんの招き猫です。

hina267.jpg


大きい方は張り子で、人を呼び、お金を集めるということで、
手の上げ方が違いますね。
しかも、鯛を抱えて恵比寿さまと、打ち出の小槌で大黒さまを、
思わせるコスチュームですね。ダブルラッキー。
小さい方は土人形にも大きな福が書かれています。
どちらも胡粉(ごふん)の下地に顔彩で彩色してあります。
華やかな色なのに、しっとり落ち着いていて、懐かしさがあります。

hina266.jpg


こちらは、干支の戌ですが、
大きい方は張り子で「招き戌」仕立てになっています。
上下着て、末広の口上書きには、
「ようこそ ようこそ」とあります。
中ぐらいのは「福」と書いた末広(験を担いで扇をそう呼びますよね)をもっています。
小さい方は、土人形ですがその表情はいかにもハッピーです。


ぼくは、こんな縁起かざりを、節句の飾りと同じように結構楽しんでいるんです。
たぶんかなりの日本人が、軽い気持ちで、
出勤前に星占いをみて、神社に初詣して、チャペルで結婚式をあげ、
供養では仏様を拝む・・・・・。
宝船の乗る七福神などは、世界の神様の盛り合わせ。
あまり深く考えることなく、願ったり拝んだりしてしまう。
これは、ぼくら日本人のほとんどが、多神教とはいわないまでも、
八百万の神の世界までたどれる、
日本の風土に関わるのかなー?

よく解釈すれば、良い方向に受け取れることは、
何でもOKっていうノリなのではないかなー。
いわゆる「縁起をかつぐ」や「験かつぎ」という感じで、
こうすると良いことあるとか、
こうするのは良くないっていう、
根拠のそうないものでも、
新しい風習や習慣イベントになり、 
それを楽しめるところが、ある意味では、
楽しく暮らす部分の遊びとして受け入れる気持ちのゆとりなのでしょうね。

関西からはやり出した「恵方巻き」は、
食品メーカーあたりの仕掛けに、大手コンビニがのって流行だしたとか聞いた。
バレンタインディは、もちろんチョコメーカーで、
ホワイトディはキャンディ屋さんたちの団体が仕掛け人とか。
こうなると、零細企業の銀花も一大ブームになるような何かを仕掛けたいなー。

たとえば・・・・、
誕生日にマグカップを使いはじめといい年になる。
題して「ハッピーマグ」ってどっかで聞いたような・・・まぁーいいか。

好きな人に毎日使ってもらえる器を贈ると良縁になる「縁器」とか。

掌の良い飯碗でご飯を食べると幸せになれる「ハッピーワン」って軽いかな。

木と漆だけで作った椀を使うと健やかに暮らせる「健やかわん」!

吹きガラスのタンブラーで酒を楽しんで呑むと悪酔いしない・・・、
いや貴族の気分で呑める、「ドン・グラス」(呑む;音読みはドン=貴族の称号)

といった前向きなキャッチコピーはどうかな?

使い方や、身の回りで起きることでも出来そう。
茶碗や湯飲みやマグなど、いつも自分が使う器が割れたら、
身代わりになって災難をよけてくれた。
器を水や湯にくぐらせてから使うと良い嫁(あるいは婿:男女家事均等)になれる。
注ぐ前三回深呼吸して注ぐと体に良いお茶が点てられる。
急須の茶葉の浮気は浮気性になる。

どれも、甘庵のいい加減な発想のように思えるかもしれませんが、
"うつわ屋甘庵"としては、まじにお奨めしたい方法や、想いで、
結構本気のことばかりですよ。
暮らしを前向きにとらえていくための標語みたいなものでも、
それをとらえれる側の心意気しだいではないかな。
心のゆとりをもった暮らしかたを、
面倒くさがらずこなす“きっかけ”になる、
ノウハウの詰まったキャッチコピーにはなりそうに思えます。

また長くなって、本題から随分ずれてしまった。
えーと、今日はその縁起かつぎのアイテムのお話でした。
身近に飾ったり、身の回りにおいたときに、
なんだか嬉しく楽しくなるものをご紹介しました。
少なくても毎日みているだけで、心がハッピーになるって思います。

                    甘庵

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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