うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。
開催中の光藤佐さんの個展から、
白磁片口酒注ぎをご紹介します。
白磁片口酒注ぎ 10,000円
W14cmD9.5cmH7cm炎にさらされた場所で焼かれ、
白磁というより自然釉がたっぷりかかり、
淡い緑の釉調になっています。

造形時に歪ませた以上に、
強い炎のなかで変形したため、
多少切れが鈍くなっていますが、
そこも愛嬌に感じられるほどに、
炎の景色が肴になります。
磁器土を見せた高台が良い感じの緋色に発色して、
呑みきったとき、洗う時に返して、
しばらく眺めいってしまいそうです。容積も口が下がってしまったようで、
100ccちょっとほどで、
注ぐ道具としては問題児でも、
嗜好品としては魅力的で、
ゆっくりを酒を味わいながら呑むには、
勝手がよいかもしれません。
また、珍味を盛りつけたり、
そばつゆ入れにしたりと、
やきもの好きにとって、
一人密かに楽しみたくなる器です。
甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
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プロフィール
Author:うつわ屋甘庵
器好きが高じて 器屋の主になり
気が付けば40年が過ぎ
いつまでたっても大人げなく
首をかしげる器の情報には
ついついむきになった物言いになり
器好きゆえとはいえ
いたらないさに反省しつつも
器の魅力を発信できればと
日々つぶやいております
mail:ginka@kan-an.com
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