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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

輪花

輪花「りんか」と読みます。
ロクロで挽いた円に切り込みをいれ、
縁を花の輪郭のようにした物を言います。
やきものだけではなく、漆器なとにも、
みられる伝統的な造形です。

fujita020.jpg

手前:安南5.5寸鉢φ16H5
奥 :安南7.5寸皿φ22.5H4.5

形からして華やかなように、
伝承された名品は、特権階級の道具であり、
富と豊かな環境化で生まれていった造形と考えでも、
良いと思います。
平たく言えば貴族的な造形です。

華やかに縁取られた輪花は、
ロクロで挽かれたままの縁より、
鋭角的な部分が増えるのですから、
破損、チップしやすいはずです。

fujita021.jpg

安南独特の滲みが綺麗です。藤田さんは「よう泣いてる」と表現しています。

使うときに、重ね合わせるときに、
洗うときにと・・・、
庶民のぼくなら考えそうなことより、
美しく豊かな造形を素直に受け取れる、
貴族の心を持ちたいですね。

この縁の部分のことなど、
はじめから意識していれば、
洗うとき、仕舞うときに、
少しだけ、時間や心にゆとりを持って頂ければ、
クリアできることです。

しまい込まずに身近で使えば、
貴族の心意気で、花のある食卓になることでしょう。

           甘庵
  
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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