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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

漆器は日光浴がにがて

昨日コメントにtomtomさんから質問がありました。

漆器について教えてください。
漆器は直射日光を避けてしまいましょうと
よくありますが、木製の漆塗りの重箱や弁当箱を持って、外でお弁当ってあまりよくないことなのでしょうか?重箱など早く傷みますか?

サクラが咲くのもうすぐのにタイムリーな質問ですね。
ありがとうございます。

確かに漆器は紫外線に弱いです。
これは、ほとんどの塗料の共通することなのですが、
柔らかいこと、柔軟性が皮膜の強さで、
紫外線を長く浴びると劣化して、その柔らかさを失うことになります。
時間の経過も同じこといえます。
つまり、漆には寿命があるということです。
ほとんど使わなくて、100年以上の古い漆器が、
骨董として案外安くでているのは、
その点をふまえての価格なんです。
と、同時に、車の塗装の塗り替えと同じに、
お金を掛けてメンテナンスすれば、寿命は長くなります。

話をもどします。
長いスケールでは、紫外線を浴びることは、
漆の肌には良くないといえます。
ただ、その頻度が毎日数時間とかでないのなら、
戸外に出ていても、使うときだけ、
風呂敷や袋から出せばかなり軽減されるはず、
簡単な思いやりで済むことです。
漆器への思いやりの基準は、
自分の肌に辛いことはしないことです。

汚れたままではいやでしょ。
すっきりしたければ、中性洗剤で洗いましょう。
お湯でも水でもいいけど、
お湯の方がすっきりするでしょうね。
手の甲などにこすって痛くないもので洗いましょう。
(スポンジでも布などがよいかな)
その時よくすすぐのも忘れずに。

あまり洗いすぎれば、お肌にはケアが必要なように、
無調整のオイルで(エクストラバージンオイルや一番搾りの油など)
軽く拭いてあげて、一呼吸おいて柔らかい布で拭き上げってください。

水切りは、やきものに重ねたり、
固いところにおかないようにしましょう。

使い方も洗い方や、手入れも、
自分の肌に準じた思いやりが、
基本です。

前にブログに書いた記事も参考にしてください。

普段使いの漆器

失敗しない漆器選び 1

失敗しない漆器選び 2

失敗しない漆器選び 3

漆器の使い方
              甘庵

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