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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

急須ひょいオーナーの疑問 2

前回につづいて、Tちゃんの質問に答えていきます。

Q:フッ...と。疑問が。質問です。
乾燥に気を付けたのは、初めてお金を掛けたせいもありますが★
いわゆるツルツルした磁器とは違う質感なので、どこまでしたら乾燥なのか、
見た目では分からないから用心した、っていう感じでして。
(させませんが)カビた器ってどんな見た目?青や白カビとして見える?...
黒ずむ粉引きとは...(マグは粉引きでチャレンジしようかと思うので、参考までに)。

お忙しいでしょうから。気が向いた時に、向いた時教えて下されば幸いです。
是非見た目を...(失敗しても気付かないのが怖い)。
見た事無いので。調味料の染みをつける、のは想像付くけど。...黒ずみ..て。


A:ちょっと難しいんだけど質問に答えてみましょう。
まずは、どこまでが乾燥か?という疑問があるようなので・・・・。

磁器は素地に吸水性がないから・・・オーバーにいえば、
ビニールを乾かすみたいなもので、表面が乾けばよしでしょ。
せっ器はアクリルの・・・フリースみたいで、
脱水掛けた後でもう半分かわいているみただけど、少しは染みこんでいる感じ。
陶器は木綿みたいで、完全に乾いても、
静電気が起きないように、湿度を持っている感じかな。
変な比喩だけど、感覚的な感じとてはそんな感じです。

逆に、使うときには水にくぐらすのが約束なぐらいのせっ器や陶器ですから、
生乾きといわないまでも、からからではない内にまた使うぐらいで、ちょうど良いんですよ。

次に、かびた器の状態ですが、臭いかな。
ただ、器はそう簡単にかびません。
黴びてはいけないと思う。
それってよく本に「陶器はよく乾かさないと黴びることがある・・」って、
出てくるから心配なのでしょうけど、
それは、茶陶器や一部の抹茶碗などの話であって、
毎日使う器としては、そんな器を"うつわ屋"としてのぼくは認めていません。
そんな器は使えませんよ。
ろくに洗わず、放っておくとかでない限り、まず考えられないことですよ。

カビは「黴びる養分」がないと黴びないでしょ。
「酸素」「温度」「湿度」の条件が合えば養分が黴びるでしょう。
基本的に、やきものは無機質ですから、
そのままでは黴びる養分がないので、黴びません。
スポンジ状の素地に、美味しい物が入り込んで、
それが、湿って、風通し悪くて、そこそこ温かで・・・・黴びる。

つまり、それがスポンジ状の素地のやきもので、
そこに何かが残っていて、黴びるとういうことは、理論的に考えられますが、
実際には・・・たとえば常に湿っているような台所のスポンジを、
Tちゃん黴びさせたことってある?まず普通の条件ではないでしょー。
それと同じでそう簡単に黴びる方がおかしいですよ。

こういうのもPL法などが、供給する側の逃げの取説となって、
結果的には、かえって使い手を過保護にしすぎてしまい、
心配ごとばかり増やして、本質を自分で考える力を奪ってしまっていると思います。
というわけで、ぼくは半世紀以上生きていても、
ごくごく普通の使い方をしていて、器が黴びるのは見たことないです。
器に残った何かが黴びているのは見たことあってもね。
たとえば、冷蔵庫の奥でプラスティック保存容器にいれておいて忘れられてて・・・・とか。
だから、しょっちゅう使っているものなら、あんまり心配しなくて良いと思いますよ。
また粉引に貫入がはいって黒いヒビになるのは、カビではないので・・・・。

Q:カビは見た目ではなく、臭いとの事了解しました。
粉引の黒ずみは、貫入とは違う...焼きの甘いのは、とブログにあったけど。
甘いのに当たると、呆気なく貫入もどきのヒビとともに、薬や化粧が禿げて黒くなるの!?


この質問の回答はは次回に続きます。
**みなさんも、どんなことでも質問してください。
  ぼくに答えられることは、なるべくわかりやすく、
  一生懸命答えさせていただきます。

                  甘庵

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