開催中の「真っ黒でない黒い器展」から、
一度使うとファンになる加藤財さんのポットを、
ご紹介してみます。
愛おしくなる丸みのあるフォルム、
切れの良い注ぎ心地、
何よりお茶が美味しく入るなど、
加藤さんの急須やポットには魅力がぎゅっと詰まっていますが、
無釉で焼きしめた土肌も大きなチャームポイントです。
加藤財 ポット 茶 丸 11,550円
550cc 単品
作り出した頃からドンドン進化して今の土肌に落ち着いています。
ざっくりした質感、むっちりした質感という肌合いや、
堅く丈夫なことなど性能を引き出すために、
個性を出すために、その都度少しずつ変えながら土を調合しています。
その一つに土の彩りもあります。
加藤財 ポット 茶 彫りなずび 16,800円
450cc 単品
土の持つ彩りに加えて、
鉄分などを多く含んだやきもの絵の具のような、
オニイタや黄土、ベンガラや酸化鉄や、
マンガンやコバルトや銅などの、
発色する金属で調色しています。
発色を強調するために、
部分的に木灰をかけて強く焼くことで、
自然釉化して色調が濃くさせたりもします。
絵を描くことも釉薬も施さないながらも、
土肌で一つずつの個性が生まれるようにする仕掛けになっていて、
茶から黒がかった急須やポットから、
一期一会の出会いになりますが、
自分好みの彩りを選んでいただけます。
甘庵
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